ナビの北海道旅行記2002 パート2
7月22日
結構よ〜く寝た。ちょっと汗臭いかもしれないけど、風呂入っていないし、シャワーの設備も無いから仕方が無い。他の方も起床したようだ。挨拶をして洗顔を済ましみんなで食堂に行く。でも階段でシベリアンハスキーの「そら」がトウセンボ!ちょっとどいてよ〜!昨日もそうだったけど「そら」はすんごくおとなしい。だからカワイイんだけどでかいから通路に寝てられると邪魔!なんとかクリアして食堂に。もう準備は出来ていた。
「あ〜あったか〜いご飯!とっても美味しいっす。何だろう?ここのジャガイモは本当に美味しいっす。」すかさずご飯もお代わりしちゃった。河野さんの奥さんがジャガイモの注文をしていたみたい。収穫に合わせて送ってくれるらしい。

さ〜て食事も済んだし、出発するか。本当は今日はネイチャーウオッチングボートに乗る予定で日程は空けていたんだけど、今日は標津のモシリバまで道中短いんで色々行ってみようか!荷物を持ち駐車場へ。丸山さん河野さんご夫妻といっしょにバイクに荷物をパッキングする。

「シルバーと赤のVTR1000がランデブーするなんてカッコイイじゃないっすか!」でも奥さんは身長が低い?(ゴメンナサイ)のに、よく乗れるな〜と思う。話を聞くとシートのアンコ抜きやらいろいろやっているらしい。でも旦那さんのシルバーのVTR1000と比較してもシート位置が低いと言えば低いけど、それほどでもなさそう。特に違和感はないなあ!

俺より先に丸山さんが知床方面に出発していった。そのあと俺も出発。河野さんはオホーツクラインを浜頓別まで走るらしい。これも結構走るじゃないかな。(俺に言う資格はないけど、、昨日の600Kmを思えば、、)お二人に
「いろいろと ありがとうございましたぁ!お気をつけて〜〜!」ってお礼を言って俺もスタート。空は多少の薄日が差している。果たして知床峠はどうかな?ちょっと速度を上げるか。って〜と峠まで来るとヤッパリ霧!ったく何度来ても裏切られる。

「どうかな〜一度でいいからスカッと晴れた峠を見せてくれないかな〜!」今回も休憩してタバコを一服。それだけで出発。一般観光客はそんなわけにはいかないだろうな、、、。そう何度も来れる所じゃないから。
峠を出発したらユックリ走って行こう。何もかっ飛ばすのがツーリングでもあるまい。時々ブォ〜ンと抜いていくバイクがいる。抜きがてらピースサインを出して。俺もそれに答える。合羽を着るまでもないんだけど、ガスがかっているのが残念だ。羅臼まで結構走ったところで見返り峠なる看板を発見。人知れずの峠かな?遠くに小沼か湿地帯が見える。この先羅臼湖までのトレッキングができる遊歩道があって片道1時間程度で羅臼湖にいけるらしい。ただ遊歩道入り口に入山受付の紙が置いてあって氏名を記入しなくてはならない。

「ん〜!や〜めた!だって一人じゃ怖いもん!」入山申請をしなくてはならない場所に一人でいくのはご法度だと俺は思う。誰かいれば行ってもと思うけど、それにライダーブーツじゃ無理だもんね!これも無理なら撤収!の俺の流儀だと諦めた。
市街に行くにつれてやや暖かくなった。
「あ!熊の湯だ。ちょっと寄っていこう。以前冬に入浴したことあったけ!」そこそこ人が入浴していた。俺も入りたいんだけど、、、この天気じゃ、、。空を恨んだ。バイクじゃさすがに湯冷めが怖い。走ってしまえば暖を取ることはできない。下手すりゃ風邪ひいちゃうよ!でもオフロードライダーが入浴していたけど、、、、。
「俺は無理だ。ぜって〜風邪ひくもん。もっとも天気さえよければ入浴はしたいんだけど。」このあと、もしかしたら合羽のお世話になるかもしれないから、、、。

ただちょっと手を入れるとやや温度が高い。以前と同じだ。気持ちいいなあ!いつか車で来たときに改めて入浴しようか。
そして道の駅「羅臼」へ。、ついでにお寿司を買ってその場で食べる。よ〜く食べるな!俺って。でも美味しい!
時間が余るので、ここから北上して相泊をめざす。先に終点に向かおう。羅臼からすぐの所にマッカウス洞窟がある。ヒカリゴケで有名らしい。以前冬に来た時は水滴があまりの寒さに標柱になっちゃってたっけ!今回は奥まで入る事ができる。俺の地元 埼玉でも吉見ってところにヒカリゴケがあるんだけど、同じじゃん。そそくさと退散。

この先相泊方面ににあるのが天狗岩だって!ここら辺は以前、冬に来たこともあるんだけど、イメージが違う。でもって約40分で到着。この先行き止まりって書いてある。橋を渡ると本当に道が無い。
「ひっさし〜ぶりだぜ!最果ての道路って!」
この先は入山申請をしなければ入れない。トレッキングなんて半端なもんじゃな くビバークをしながらの旅らしい。3日目に知床峠に到着できるんだって!俺には無理だ。というより 行く奴なんて十分な知識を持った専門家か経験者といっしょでなきゃ死んじゃうじゃん。
そばには相泊まり温泉がある。以前は冬だったから簡易な建物も解体されていたけど、今は復活。入り口から右側が男性。左側が女性用で内部にも脱衣所がある。たまたま入浴しにきたおじさんに、

「あんたも入れば!気持ちいいよ!」って誘われた。俺は
「バイクだから無理です!風邪ひいちゃいますよ!」って断ったけど、
「暖かいから 大丈夫だよ!」って勧められて、結局入浴しちゃった。俺ってポリシーもデリカシーもない奴なのかな?いくぶん気温が低いだけあって最初は気持ち良かったんだけど、だんだん熱くなる。じっくり湯船に入っている訳にもいかない。
「ここも熱いですね!」っておじさんに言うとこれがいいらしい。

展望はぜんぜん良くない。目の前にはテトラポットがど〜んと鎮座していて海は見えない。何度か湯船に出たり入ったりしながら温泉を出た。すんごく気持ちよかった。久しぶりのお風呂に体がヨレヨレになっちゃった。できれば畳でもある部屋に行って生ビールでも飲んで、、、、、何のこっちゃ!
体温を十分に下げるために、しばし休憩。バイクのそばで休んでいると、
「埼玉県の方ですか?」って女性の方が声をかけてきた。俺のバイクのナンバーが埼玉だったんで、話しかけてきたそうだ。そして彼女は所沢方面から来ているらしい。だから同郷の人ってことで話しかけてきたみたい。

何でも家族で旅行をしているらしい。でもマニアックだねえ!ここまで来るとは!普通ここまで来ないでしょ。
「あ〜良かった!俺のフルチン見られなくって!マジ恥ずかしいじゃん!」
何処に行こうか迷っているみたいだったので ここら辺の俺の知っている限りの観光地を教えてあげた。

さ〜て体温も下がったし出発するか。今度はセセキ温泉に向かう。ここは、さっき来た時にも看板があったので悩むこともない。ちょっとした広場にバイクを止めて温泉に向かう。少し潮位が上がりかけているみたいで、水没まで時間はかかならそう。まず管理人さんを探すけど何処にも見当たらない。事務所らしきところにもいない、、、。先に写真を撮らせてもらう。

ここで入浴するには、かなりの勇気がいるだろう。だって道路から丸見えだもん。もちろん脱衣所なんてないし、、、。それに満潮時水没する位だから温泉といっても水は海水なんだよね。ちょっとお湯を口に含んでみた。
「ショッパイ!やっぱり海水だ。」撮影を終わって入り口脇で説明文を読んでいると、遠くにオ〜イ!って呼ぶ声が聞こえた。もしかしたら管理人さんかな?ちょっと遠いのでカメラを高く掲げて写真を撮るポーズをする。その人は右手をあげてくれた。OKのサインらしい。でも撮影も終わったし、、、入浴した訳じゃないけど協力基金として200円協力させていただいた。

さて、何処行こう?とりあえずモシリバに向かおう。そこで積載している荷物をおいて、、、
「そうだ、、ポークチャップ食べてみよう。今回は700グラム。」昨年Tさんに食べてもらったけど、俺はまだ経験ない。そう思って標津方面に向かう。羅臼を過ぎると霧雨が強くなってきた。今日も合羽のお世話になる。通りで合羽を着るとき、いつも思う。
「いいな〜車は!雨なんて関係ないんだから、、」でも、この開放感がバイクの良さなんだから仕方がないか!

やがていつもの定宿、モシリバに到着。ご夫婦で出迎えてくれた。お茶でも?って勧められたんだけど遠慮した。荷物だけ置かせてもらって宿を後にする。公衆電話の電話帳でロマンの電話番号を調べて電話する。
「40分位で到着するのでポークチャップの700グラムを塩で焼いてください。」って電話をしておいた。もっとも40分じゃ到着できないけど、、、。
中標津市街を経由して別海町に向かう。俺ってここら辺の主要道路はもう地図を見ないでも走れる。それくらい何度も走っているんだ。結局霧雨の中50分程度を要してロマン到着。もう少しで焼きあがるらしい。昨年はTさんに700グラムを食べてもらったけど、今度俺自身リサーチをしなくっちゃ!

「お待ちどうさま!」って出てきた肉を見てビックリ!って言うか昨年もビックリしたんだけど1年経つと記憶が遠くなる。
「すんげ〜肉のかたまりっす!俺って食べられるのかな?」Tさんが食べたんだから大丈夫でしょう。それにお昼は食べていないもん。参考までにタバコを脇に置いて写真を撮る。高さは7cmもある。肉のかたまりではあるけど、中まで火は通っているから美味しい。塩味は最高だ!
でも食べ終わるまで30分は楽にかかった。でも食べ終わってから20分は動きたくない。時間も半端だし、宿に戻るか!

中標津市内でホクレンのフラッグならぬホンダのフラッグをゲット!これで今年も青、黄色、緑、赤の4種類のフラッグを手に入れよう。今日はこれだけで1日の予定を終わってしまった。あ〜船に乗りたかったなあ!宿で久々ノンビリする。今日の旅人は俺とソロツーの男性。それに関西から来たという同じくソロツーの女性だって!凄いや!別に偏見で見てるわけじゃないけど、女の子が1人でCB400SFで北海道をツーリングするなんて、よくご両親が許可してくれたもんだ。

食後、いろいろな旅情報をお互い出し合って、中村さんもプチ宴会に参加して賑わった。そして10時30分に退室。就寝する。zzzzzzz!
7月23
天気は今日もよろしくない。洗顔を済まして食堂に行って朝食を摂る。だんだん霧雨っぽいのが本降りになってきた。
「何だかな?バイクなんだからカンベンしてほしいっす!」今日は帯広あたりまで行こうか!そう思って9時前にモシリバを出発する。

「今年もお世話になりました〜!」っていつものように国道に出て加速しながら左手でバイバイのポーズ。ご夫妻とCBにパッキングしていた彼女が見送ってくれた。
そういえば何回もここに来てるのにサーモン科学館には行ったことがない。よし行ってみるか!雨の中看板に沿ってサーモン科学館をめざす。ちょっと町外れにあるのかな?以外と遠い。川北にも近そうだ。駐車場は車が少ない。んでもって雨降っているから合羽を脱ぎたいんでちょっと屋根のある自転車置き場にバイクを止めておく。そして入館料を払って中に入る。

標津町は鮭の漁獲量日本一を名乗っているだけあって、鮭のいろいろな種類を展示している。幻の鮭であるケイジとか、鮭の仲間であるイトウなど生きたまま水槽で泳いでいる。ふ〜ん!食べるだけの俺的にはそんなもんだった。一通り見学を済ませて出発する。バイクの場所に戻って再度合羽を着る。良かった!小さくても屋根があって!合羽を着ているとバイク2台が入ってきた。何処に置くか悩んでいたみたいだったので、手を上げて俺の場所に誘導する。栃木ナンバーのカップルみたい。
「ここ屋根があるから便利だよ!」って言うと感謝された。

また標津の町に戻る。さ〜てどこ行こうか?
「久しぶり 北太平洋シーサイドラインでも走ってみるか!」ってんで、まずは厚床をめざす。この道も何回走っているだろうか?何度走っても楽しいなあ!やがて厚床駅に到着。とりあえずトイレ休憩をする。するとサイドカーみたいなバイクみたいな何だろう?まあバイクにしとこう、おじさんライダーが入ってきた。話をすると納沙布岬に行ってみたいと言う。俺の経験上、
「今日は絶対北方領土は霧で見えないよ!」って話してあげた。残念がっていたけど、それでもダメもとで行ってみるという。それもそうだね!あと50Km位なんだから行ってみても損じゃないかも。行ったという軌跡を残せるからね!気をつけて〜って見送ってあげる。

そして俺も出発。彼の後を追う形で根室方面に。本当は厚岸に向かえばそれもいいんだけど、根室の起点から北太平洋シーサイドラインを走りたかったから。その分走行距離は伸びる。道の駅「スワン44根室」でオランダセンベイを買う。根室に行くと必ず買うせんべいだ。連れにも買っていってあげなければ、、、。ここら辺から雨も上がってきて舗装も乾いてきた。ラッキー!根室はエスカロップっていうご飯が有名なんだけどバターが苦手な俺は食べたことがない。いや、食べたくない。だってバターライスじゃシツコイもん。これは北海道では食べたくない料理かな?俺的には。でも美味しいらしいね。今回もぱす。
そして根室駅に立ち寄り東根室のオレンジカードを購入。そして東根室駅に到着。相変わらずの無人駅だ。でもモニュメントもできて観光地化されちゃった。写真を撮っていると、沼津ナンバーのCB1300に乗ったライダーと合流。場所が砂利だから彼のバイクは置き場に困ってるみたい。何とかサイドスタンドに石をかませて駐車。

丁度根室発の列車が入ってきた。何たる偶然。旅客の乗車はゼロだったけど、おばあちゃんが1名下車。あたりは住宅街だから、そこそこ利用者はいるのかな?

先にCBのライダーが出発していった。俺も行くとするか。ここから楽に240Kmはあるもん。それもストレートじゃないからもっとあるか?根室市街に戻って道道142号線を走る。また雨が激しくなってきた。
「やだな〜もう!」ここは、かつて冬に逆のコースで走った事があるけど、夏になるとその雰囲気はない。しばらくすると根室本線が並走する。ここは花咲線って言ったっけ!落石岬に行こうかって思ったけど、この雨じゃ大変だ!軽くパス!すると霧多布まで何もない。そして左手に海岸線が見えてきた。遠く太平洋の先は漆黒の闇!って言うか本当真っ黒!晴れてれば感動するんだろうけどなあ!

やがて霧多布近郊に入った。岬は確実に霧だろう。行ってもムダだ。ただ役場に行きたかった。ここでは地元の小松牛乳が安価で売ってるらしい。橋を渡って霧多布市街に。まずはセイコーマートでパンとおにぎりで簡単な昼食。
「またコンビニっすか、、、俺も悲しいっす!」でも2時位になっちゃった。俺って昼食はついていないんだよね!タイミングを逃すのが多い!結局コンビニになっちゃった。

食べて一服後役場に行く。入り口で、、、あった!何て言うか無人販売みたい。冷蔵庫に白牛乳とコーヒー牛乳とフルーツ牛乳が置いてあって募金箱みたいな小さなボックスに60円を入れて勝手に飲む。
「フルーツ牛乳最高っす!子供の頃飲んだ気がするなあ!」それも60円なんて安い!

役場を出てバイクに戻ると同じ情報を持ったライダーと出会う。彼はここ霧多布でキャンプをするらしい。俺は帯広まで行くんだ!って話すと
「マジスカ?遠いッスヨ!」って言ってくれた。確かに遠い。まだ釧路に到着してないもん。挨拶をしてそのライダーと別れた。さ〜て急がなくっちゃ!
やがて琵琶瀬地区に入る。いつもならば直進して湿原展望台を見るところだけど、前々から気になっていた場所がある。道道808号線にMGロードって書いてあるんだよね!何だろう。ここで太平洋シーサイドラインとお別れして内陸部に入る。一番低い場所にMGロードの看板が!

後で判ったことだけど
琵琶瀬湿原にあるMarshy Grassland Road(湿原の道)の略称とのこと。これは地元の方の生活道路としての目的として昭和40年に道路を建設したらしい。ところがこの道路によって湿原を南北に分断してしまった。このままでは湿原としての自然を破壊するということで昭和62年 道路拡張、舗装工事をする際道路の下にパイプを埋め込んで分断した水の流れを戻し自然の回復に寄与させているとのこと。

なるほど!ちゃんと自然を考えている人もいるんだ。そのために道路のすぐそばまで湿原がきている。これは自然を大切にする大事なことだね。ただ、、、ペットボトルが流れているのが悲しいけど。やっぱりマナーは守られていないんだ。こんな事する奴に限って「きれいだね〜」なんてのたまうんだろうな!サイテーな奴らは見るどころか来る資格すらないよね!俺はこんな事はしたくない。
一応駐車場に止めて相棒も撮影してあげよう。雨の中ばっかり走っているから、かなり汚れてきた。
「もう少し待っててね!その内洗車してあげるから!」

Uターンするのもカッタルイので、そのまま茶内市街に向かう。ついでに茶内駅に行く。でも駅前はな〜にもない!寂れてんな。結局 国道に入って厚岸に向かう。トイレ休憩のために道の駅「グルメパーク厚岸」に到着。バイクを止めようと思っていると、前方のバイクが立ちゴケ!あ〜!ヤバ!

手伝いに行くと、彼は全身の力を入れてバイクを起こした。あれ?よく見ると東根室で一緒だった沼津ナンバーのCB1300じゃないですか!
「大丈夫ですか?」って声をかける。東根室で別れた話をすると思い出したみたい。でもすんごい体力。多分俺じゃCB1300は起こせないな!それに荷物も積載してるからかなりの重量だもんね!その後彼はすぐスタートしていった。多少の恥ずかしさもあったのかな?俺も立ちゴケした時起こせなくってすんごい恥ずかしかったことあったもん。気をつけて旅をしてくださいね!

トイレだけ寄って出発。もう4時前になっていた。
「ヤバイ!早く釧路をクリアしなければ!」多少のハイペースで釧路を通過。まだ120Kmもあんのかよ〜!選択間違ったかな?釧路は何となく覚えたショートカットのコースで市街地を抜ける。俺って記憶力スンゲ〜!ナンチャッテ!やがて白糠町に。ここでも道の駅「白糠」に立ち寄る。時間があればここで豚丼も食べたかったけど時間が惜しい。必要最小限のトイレ休憩だけで出発。ちょっと心残りだったけど!

もう夕闇になってきた。それに霧雨。俺の大嫌いな光景だ。早く帯広に到着したい。白糠からは立ち寄る先も特に見つけることなく帯広市内に。
「やった〜!助かった!」って感じた。今日の宿は駅前の十勝ガーデンホテル。電話で場所を聞いた時は駅前です。って言われたので帯広駅前に行く。

「んん?これ?俺の泊まるホテルかな?ちょっと場違いじゃない?」でも電話でシングルでバイクで行きます!って話をしてるのでOKなんだろうな?ぱんちょうの道挟んだ隣じゃん。いいんでしょうか?こんな俺が泊まっても?

バイクを駐車場に入れる。ここはタワーパーキングなので邪魔にならない端に置かせてもらう。これでイタズラの心配はない。受付でチェックイン。部屋に入ってとりあえずベットに寝転がる。これが最高!背骨が伸びるよ!
「さ〜て、ここにいるなら、ぱんちょうに行かなくっちゃ!」ってんでホテルを出る。あちゃ〜7時で閉店だって!時間は7時30分。遅かったか!結局今回もぱんちょうの豚丼はおあずけ!悲しいなあ!で近くで弁慶総本店なる店に「豚丼あります。」って案内を発見。入ってみる。ここは料亭のイメージ。俺入っていいのかな?生ビールとツマミを注文。あ〜極楽!んでもって豚丼登場!
「すんげ〜うめ〜〜やっぱりうめ〜〜。」俺って豚丼外したことないな!

少しホロ酔い加減で駅に行く。駅弁を売ってる店で安くするから買って行かない?って声をかけられた。もう閉店するらしい。ライダージャケットを着ていたから、観光客と思われたのかな?まあ、寝る前に食べてもいいかな?って思って買ってみる。そしてホテルへ。ここ帯広はモール温泉が有名で、ここガーデンホテルも大浴場があって、ここがモール温泉だって。さっそく行ってみよう。湯船は、ん〜コーヒーみたいな?真っ黒な温泉。(照明が暗いのでそう見えた。)入浴すると、ん〜ぬるめなんだけど温まる感じ。でもってツルツルする。
「気持ちいいねえ!これがモール温泉なんだ!初めてだよ!」

ビールを買って部屋に戻って一人宴会!さっきの駅弁をツマミにビールを飲む。でもってベットに寝転がってテレビを見る。この自由な雰囲気がたまんない!でもエロビデオは見ない。俺はそんなの興味ないから!(嘘つき!お金がもったいないだけです。)やがて睡魔が襲ってきた。明日こそは晴れますように!zzzzzz
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